影響されやすい人の特徴11選!他人に感化されやすい人の長所・短所は
他人に影響されやすい人は、ちょっとした話にもすぐ感化され、流されやすいという性格的な特徴があります。では他人に影響されやすい人はどういう心理状態にあるのでしょうか。この記事では影響されやすい人の長所と短所を元に、彼らが心理的に抱えている問題に迫っていきます。
影響されやすい人間とは
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TVや映画に出てくる芸能人に影響されたことはありますか。たとえば出演していた俳優や女優の髪型を真似してみたり、またはファッションを見てすぐに真似してみたいと思ったことはあるでしょうか。答えがYESという人は、もしかしたら影響されやすい人間かもしれません。
影響されやすい人の心理とは一体どういうものなのでしょう。また、影響されやすい人の長所や短所とは具体的にどういう部分なのでしょうか。この記事では影響されやすい人間の性格や特徴を掘り下げていきます。
影響されやすいタイプは日本人気質
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日本人はそもそも影響されやすい気質を持っているそうです。確かに過去の日本の歴史を紐解いてみると、外国の様々な文化を取り入れていることがわかります。理由はともあれ、面白そうなものには飛びつくというのは、昔から日本人に根付いた行動原理なのかもしれません。
最近ではハロウィーンが日本の文化にイベントとして輸入されてきました。海外のお祭りや文化が一気に広まるのも、影響されやすい日本人ならではと言えます。日本人は言い換えればミーハーなのです。とても移り気で新し物好きな国民性を持っています。サッカーW杯の日本戦で騒ぐのも、ほとんどがにわかファンと言われているほどです。
影響されやすいという意味
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影響されやすいという意味を掘り下げてみると大きく二つの言い回しがあります。一つは感化されやすいという意味です。そしてもう一つは流されやすいという意味です。
ちなみに感化されやすいというのは、例えば音楽や映画などに大きな影響を受けて、自分の考え方がひっくり返るような様を言います。一方、流されやすいというのは、筋が通らない様や言うことがコロコロ変わるなど自分の意思がない様を言います。両者は似ていますが、自分の意思がそこにあるかどうかという部分が違います。
従って影響されやすい人を理解するには、感化されやすい部分と流されやすい部分があると覚えておくと良いでしょう。
影響されやすい人のイメージ
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影響されやすい人のイメージでパッと思い当たる人はいるでしょうか。影響されやすい人というのは、観察していると何に影響されたのかがわかることがあります。例えばミュージシャンの場合、他のアーティストに影響されて突然ガラっと作風が変わることもあります。
代表的なところで言えば、長渕剛は影響されやすい人ではないでしょうか。本来長渕剛は朴訥としたフォークシンガーでした。しかし途中から急きょ身体を鍛え始め、今やすっかりハードロック歌手です。ちなみにこれには某アーティストの存在が影響していることは、ファンの間では有名な話だそうです。
このように、影響されやすい人というのは、良くも悪くも外部の情報をインストールして自分自身を定期的にアップデートする習慣があるようです。
他人に影響されやすい人の特徴11選
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ここからは、他人に影響されやすい人の特徴をご紹介していきます。もしかすると、身近なところにも一人くらい当てはまる人がいるかもしれません。すべての特徴を知ったとき、脳裏に浮かぶ顔はあるでしょうか。早速見ていきましょう。
特徴①人の意見に流されやすい
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他人に影響されやすい人は、他人の意見に流されやすいという特徴があります。流されやすいという言葉は先ほども説明した通り、どちらかと言えばネガティブな意味合いを含みます。人の意見に流されやすいというのは、すなわち自分の意見が無いとも言えるでしょう。
気持ちがなんとなくふわふわしているのも、他人に影響されやすい人の特徴です。他人に影響されやすい人は、理屈よりも気分やその場の雰囲気に流されやすい傾向があるのです。
特徴②素直でいい人
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二つ目の特徴は、素直でいい人であるということです。他人に影響されやすい人はポジティブに言えば感化されやすいのです。他人に影響されやすい人達は心のアンテナが敏感なので、何事にも感動しやすいとも言えます。
何かに心を動かされる人は少なくとも悪い人ではないかもしれません。これが流されやすいとなると若干意味合いが変わってしまいますが、感化されやすいという意味では他人に影響されやすい人は素直でいい人が多いと言えるでしょう。
特徴③面倒くさがり屋
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他人に影響されやすい人というのは、どこか自分で行動することを面倒くさがるところがあります。「周りのみんながそうしているし、自分も…」という、その場の空気で物事を判断する姿勢は他人に影響されやすい人々によく見られることです。
しかし周囲から浮かないように意識している部分もあるので、他人に影響されやすい人は計算高い一面もあると言えるでしょう。
特徴④無気力でやる気がない
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他人に影響されやすい人は、自発的な行動で不利益を被るより、誰かの行動に追従しようというズルいところがあります。そのため他人に影響されやすい人達は時に無気力でやる気がないように見えるのです。いわば「誰かの出番待ち」というように、骨惜しみする性格があるということです。
特徴⑤人に嫌われたくない
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特徴③や特徴④からも分かりますが、他人に影響されやすい人は周囲から嫌われたくないのです。自分が責任を負いたくないので形の上では誰かに影響され、引っ張ってもらいたがってるとも言えるでしょう。もちろん一概に全員がそうとは言えません。ただ先ほど述べたように、彼らにはどこか計算高さがあるため、そういう風に見えても無理はないでしょう。
特徴⑥自分に自信がない
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他人に影響されやすい人は、自分に自信がないことが多いです。誰かに影響されることで自信のない気持ちに蓋をしているところすらあります。良く言えば控えめであるとも言えるでしょう。しかし、これは日本人全般に当てはまる特徴とも言えるでしょう。
特徴⑦他人任せ
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他人に影響されやすい人は他人任せにすることが多いです。これは他人に依存した態度と言えるでしょう。特に感化されやすい人は、恋人ができると相手に依存する傾向があります。
本当は思っていることがあっても相手を尊重しすぎるあまり、自分の意見を言えなくなることもしばしばです。時には「あの人がああいう風に言うから…」と自分の行動を制限してしまうこともあります。このように自分のかじ取りを誰かに任せてしまうのも、他人に影響されやすい人の特徴です。
特徴⑧争いごとが嫌い
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他人に影響されやすい人は争いごとを好みません。何故かと言えば上記のように、面倒くさいと思うからです。争いごとが起こると、自分の立ち位置をどうすべきかを考える必要が出てきます。他人に影響されやすい人はなるべく自分に利がある人を選ぼうとするため、自分の立場まで危うくなるような争いごとは出来れば起こって欲しくないのです。
特徴⑨断ることが苦手
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他人に影響されやすい人は、人からの依頼を断ることが苦手です。もちろん、他人の依頼を断ること自体は何も問題もありません。しかしその時、影響されやすい人の脳裏には「断って相手が傷ついたらどうしよう…」「断る時になんて言おう…」という心配がぐるぐると回っています。
つまり他人に影響されやすい人はそうした負の感情を自分が受け取ることが嫌なのです。一見すると優しさゆえに断れないとも言えるのですが、少し違います。他人に影響されやすい人はある意味、自己中心的な性格でもあるのです。
特徴⑩自分を持っていない
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他人に影響されやすい人からは個性が見えてきません。誰かの意見に右倣えで追従してしまうので、周囲から「自分を持っていない」と揶揄されることも珍しくありません。他人に影響されやすい人はいわば引っ込み思案なのでしょう。自己表現することを嫌うのです。本当は思っていることがあるのにも関わらず封印してしまう特徴があります。
特徴⑪合理的に自分を使い分けている
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他人に影響されやすい人は、状況の変化に合わせて合理的に自分を使い分けているところがあります。つまり行動に主体性がないのです。自分よりも誰かの機嫌を最優先にする、いわば太鼓持ちのような立ち居振る舞いをします。
他人に影響されやすい人は、どうすれば物事が自分の有利に働くかということを頭でいつも計算しているのです。しかしそういう態度を見た周囲の人間からは「媚びている」と非難されることも少なくありません。
他人に影響されやすい人の心理
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他人に影響されやすい人は、特徴として少々人に甘えているところがあるようです。しかし冒頭にもあるように、他人に影響されやすいのは日本人特有の性格でもあります。それを踏まえて、では他人に影響されやすい人の心理とはどういうものかを見ていきましょう。
心理①素直にいいと思って真似をしている
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他人に影響されやすい人は何か影響される対象に出会ったとき、心理的には素直にいいと思っている傾向があります。つまりそこには何の計算もないということです。ただ素直に魅力を感じて自分に取り入れようとします。
この場合の「影響される」という言葉は、どちらかと言えば「感化される」という意味です。他人に影響されやすい人は、感動しやすい性格でもあります。つまり他人に影響されやすい人は感動の沸点が人より低いということです。
心理②自分の意見に自信を持てない
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他人に影響されやすい人は、前述のとおり自分に自信が持てません。自分自身の評価軸というものがなく、普段から他人の評価軸で物事を考える癖があります。そのため自分の感性より誰かの感性を優先してしまいがちです。
他人に影響されやすい人に意見を求めても目が泳いでいることがありますが、そうした心理的な自信の無さは表情からも見て取れることでしょう。
心理③自分では何も思考しない
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他人に影響されやすい人の中には思考停止状態の人もいます。つまり、自発的に何かを始めようという意識が低いということです。いつも誰かが何か言いだすことを待っているのが、お決まりの態度と言えるでしょう。
こういう態度の人は集団で集まれば必ず一人はいるものです。ある意味で省エネな考え方をしているとも言えますし、マイペースな性格とも言えます。しかし彼らの心理的特徴をよく知らなければ、初対面の人は少々苛立つかもしれません。
他人に影響されやすい人の性格【長所】
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他人に影響されやすい人の特徴や心理からは、あまりポジティブな部分が見えてこないように感じるかもしれません。しかし冒頭でもご紹介したように、他人に影響されやすい人には、感化されやすい部分と、流されやすい部分があるのです。
流されやすい部分はネガティブな印象に繋がることが多く、感化されやすい部分はポジティブな印象へ繋がるものが多くなります。ここからは感化されやすい部分も大きく影響してくる長所について、ご紹介します。
長所①素直である
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他人に影響されやすい人の性格の長所を挙げるとすれば、性格が素直な点でしょう。彼らは変に疑うより、目の前のことを楽しもうとする姿勢があります。例えば性格的に少し天邪鬼な人なら選ばないような流行りのファッションも、他人に影響されやすい人は積極的に取り入れる傾向があるのです。
前述のとおり他人に影響されやすい人は感動の沸点が低いので、素敵だなと思ったらすぐ取り入れるフットワークの軽さがあると言えるでしょう。
長所②感受性が強い
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他人に影響されやすい人には、感受性の強い人が多く見受けられます。日々のアクティビティの中で色々な発見をし、そうした体験から大きな影響を受けるのです。例えば誰かと食事に行ったり映画を観るなど、何気ない日常にもインスピレーションを受けています。
試しに他人に影響されやすい人に最近観た映画の感想を聞いてみてください。おそらく情感たっぷりにその映画の魅力を語ってくれることでしょう。
長所③柔軟性がある
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他人に影響されやすい人は、ある意味で柔軟性のある性格をしていると言えます。彼らは拘りが強いタイプではないので、人から勧められたものでもいいと思えば認め、積極的に真似することができます。複数人で協力して仕事を進める場合には素晴らしいチームワークを発揮してくれることでしょう。
長所④吸収力がある
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他人に影響されやすい人は、自分が心を動かされたことを積極的に吸収する力があります。例えばプロのアスリートのプレイに感銘を受け、真似して一生懸命トレーニングすることもあります。このように一度気持ちが入ると一つのことに没頭しやすいのも、他人に影響されやすい人にはよく見られる光景です。
他人に影響されやすい人の性格【短所】
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ここからは他人に影響されやすい人の短所についてご紹介します。この短所はどちらかと言えば、流されやすい性格の部分に当てはまるようです。
短所①意志が弱く個性を出せない
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他人に影響されやすい人は、意志が弱く個性を出せない傾向があります。例えば会話を聞いていて相槌を打つ回数は多い反面、誰かの前で自分の思いをプレゼンするという場面はあまりありません。これはつまり、普段から誰かの周りで傍観している時間の方が長いということです。
頑固で誰の意見にも耳を貸さないよりはマシですが、思っていることを表現できないのも困りものです。こうした短所の改善には、まず自分がどうしたいのかをよく考える習慣をつけることが大切になります。
短所②他人に依存してしまう
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他人に影響されやすい人は、他人に依存してしまい離れられなくなることがあります。そして時に相手の言葉通りに行動してしまったり、相手の顔色ばかりを窺ってしまったりと、傍から見て自分を見失っているように見えることもあるのです。
相手に愛着があり心から信頼しているのであればいいのですが、そうでない場合、自分の時間を浪費していることにもなるでしょう。心当たりのある人は、相手といる意味や目的を今一度考え直すことが必要です。
短所③常に優柔不断である
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他人に影響されやすい人は、優柔不断ではっきりしない態度を見せます。例えばイベントごとの計画では積極的な一面を見せることもありますが、そうではない場面では答えに窮することが多くなります。
仕事で急ぎの判断が必要な場合などは、はっきりしない態度に周りが苛立つことも珍しくありません。こういう時の周囲からの助け船は逆効果になります。周囲の人は多少時間が掛かっても本人に決断させるようにしましょう。
短所④自分のポリシーがない
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他人に影響されやすい人は他人の意見にコロコロと態度を変えるので、ポリシーが感じられないこともしばしばあります。他人に影響されやすい人の行動はその場の雰囲気で大きく変わることも多く、どういう人間なのか、何を指針に生きているのかがはっきりわからないのです。
他人に影響されやすい人は一緒にいる他人次第で本人の人格すら変わるような性質を持っています。従って、他人に影響されやすい人と付き合う人はあまり本人の言うことを真に受けない方がいいかもしれません。
他人に影響されやすい人は自覚を持って行動しよう
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他人に影響されやすい人は、良くも悪くも他人を尊重しながら生きています。しかし他人を尊重するあまり自分の人生をないがしろにしてしまうところもあるのです。何かに感動することは素晴らしいことです。誰かに憧れてその人の真似をするのも、心を健康に保つ上では必要な時もあるでしょう。
ただし、どんなに影響を受けようが、自分は自分であるということ忘れてはいけません。人生のかじ取りまで他人に任せることのないよう、行動していきましょう。